16日に、モスクワのクロクス・エキスポで、国際観光博の「JAPAN DAY」に参加しました。
とても大きな会場で、世界約50カ国、ロシアの80州と地方が参加し、観光の展示をしています。
僕は、そこに作ってある赤い絨毯が敷かれた少々狭い舞台で、演技をしました。
始めに、関係者の挨拶が有り、鏡割りと振舞い酒が行われその後、僕が紹介され舞台に上がりました。
日本の魅力をロシア語(日本語の通訳あり)で説明し、踊りに入りました。
1曲目は、「富士への登攀」という題名で、曲はS.E.N.S.の「JAMBIA DANCE」そして、僕が振り付けした作品です。
舞台の広さの関係で少し振りを変えましたが、特に変えた所は、舞台の横で振る舞い酒を頂いた所。
いつもは水を飲む振りになっているのですが、そこでちょうどお酒を配っていたので、今回はそれを頂いて飲んだのです。
コップの七割位、お酒が注がれていました。
実は僕、
お酒が弱いんです・・・。
天使と
悪魔が僕に囁く。
悪:「よっしゃー、一気に飲め!!」
天:「少しだけ飲んで、そこに置いて。」
悪:「皆が見てるぞ。」
天:「ちょっと、調子に乗っちゃだめ!」
悪:「残したら失礼だ、飲み干すんだ!」
よっしゃ~。
ゴクゴクゴクっ!
僕はお酒を、一気に飲み干しました。
舞台で踊りの最中に、お酒を飲んだのは初めての経験でした。
しかし、これは僕の間違いでした。
この作品は、かなり技術的に高度なものが含まれているのを忘れていたのでした。
専門的に言うと、アチチュードのグランピルエットをダブルで8回、後ろのカブリオールを両足曲げてやり、後ろに進むのを8回続ける、シューチカ(海老みたいにやる)というのを4連発!
専門用語を知らない方ごめんなさい。
要するにぐるぐる回って、気持ち悪くなってしまったのでした。
ま、お客さんは喜んで下さった様なので 良かったですけどね。
そして、すぐに2曲目スタート。
これは、僕にとって長年の夢、日本舞踊との共演でした。
派手な所は無いけれど、二人の意気が合いとても面白かった。
実は練習を、何回も出来なかったのですごく不安でした。
結局ちゃんと練習が出来たのは初めの1回のみ!
でも舞台に出たら、これまでに何回も一緒に踊った様な気になって、安心して楽しんで踊れました。
これも日本舞踊を踊ってくださった方のお陰です。
素晴らしい経験でした。
ありがとうございました。
ロシアの人々も日本の人々も、沢山見に来てくれて、お褒めの言葉も頂いて、
とーーーーーーっても嬉しかった。
感謝!!!
岩田 守弘