劇場に用事があり行ってみると、
なんとみんな休みで誰もいなかった。
そうか、五月一日のメーデーのあたりで休日が続いているから、
土曜日に仕事をして今日から連休にしたらしい。
ふふん、なるほど。
僕らのバレエ団は、16日に初演”海賊”を控えているので月曜日以外は休みなし。
なんてったってラストスパートですからね。
で、ふっと思ってのは、
「ああ、日本だってゴールデンウィークなんだ。」
って事。
そう思って気がついたのは、
「あっ、日露ユーラシア国際バレエコンクールが一年後なんだ。」
って事。
2108年は、日露友好の年とされ、それにちなんだイベントが日本、ロシア各地で行われます。
それをきっかけに更に両国の友好を願い、このコンクールが開催されます。
主催は、岩田守弘芸術財団、ナミューバレエコンクール、ブリヤート劇場。
場所 ロシア、ブリヤート共和国、ウラン・ウデ市、
ブリヤート国立アカデミー歌舞劇場。
日時は 2019年 4月28日 より 5月5日。
日本からの出場者は、ナミューバレエコンクール入賞者に限り出場権が与えられます。
他の国からの参加者は、基本的には全てオッケーなのですが、
ロシア、韓国、中国、モンゴルから主に集める予定です。
審査委員長は、ウラジミール・ワシリエフ氏
他の審査委員は、まだ決定ではありませんが、
このコンクールで優秀な成績を収めた人を入団させてくれる事のできる可能性のある、
ロシア各地のバレエ団芸術監督にお願いしたいと考えています。
それに、属してバレエ学校の留学も推薦できたらと思っていますが
主にはバレエ団が目的です。
さて、コンクールについてはまた、ちょくちょくと詳しく書いていくつもりです。
いつも、思うのは、コンクール最中って審査委員と参加者は会ってはいけないみたいな風潮がありますよね。
もちろん公平に審査をすることはもちろんですが、
実は僕は、気がついたことは、参加者みんなに教えてあげたいと思っていたのです。
このコンクールはみんなが上手になるためのコンクールにしたいと願っています。
だから、どうしたらいい点数になるのかをどんどん書いてみんなに教えます。
ってね、でも、実はただ単にバレエの重要なことは、全て同じこと。
コンクールでも普通の舞台でも変わりはないってこと。
あと、以前書いたコンクール最中の拍手についても同じです。
拍手は、全てオッケー!
もちろん、地元の人は応援が多いかもしれないし、他から来た人はそんなに多くないかもしれません。
でもね、上手だったらお客さんって素直に拍手してくれるし、
だいたい外国で踊ろうって人がそんな事でめげていたら
外国のバレエ団で働くことなんてできないでしょ。
これも以前書いた事ですが、審査員をファンにする事。
そしてもちろんお客さんもファンになってもらう事。
これ、ダンサーとして大変に大切な事なのです。