ううう、怒涛の一週間であった。
12日には、僕にとっての
大イベント第2回岩田守弘国際舞踏会が無事行われた。
このイベントには、モスクワの日本大使館から室谷参事官や
ブリヤート共和国の首長もいらしていただき
来年に行われる”ロシアにおける日本年”の前行事としての交流の場ともなった。
舞踏会の参加者は、ブリヤート共和国の名士たちが集まってくれた。
総勢44名の名高い方達が舞台上で華やかなドレスに身を包み舞った。
この方々は、約一ヶ月間、お忙しい中、時間を割いて練習に来てくれ
舞踏会を盛り上げてくれた。
皆んな、とても喜んでいただき新たな劇場を愛する友の輪が広がった。
バレエやオペラは言ってみればとても贅沢な芸術で、
それだけお金がかかる。
その為、国やスポンサー無しでは成り立たたない。
大勢の芸術を愛する人たちが集まり支えてくれるおかげで
成り立つのだ。
イベントは、大成功に終わり。
気がどっと抜けた。
国が変わると劇場も大きく変わってくるのは
ソビエト崩壊後に実感したことだが、
今は、ブリヤート共和国の首長が変わって、
その予感がしている。
しかし、今回のその予感は、
不安な予感ではなく
希望に満ちている予感である。
前にも書いたと思うけれど、
今までの首長は、僕がここに来て4年の間僕が招待したイベントに一回も来てくれたことがなかった。
バレエの初演でも大きなイベントでも日本大使がいらしてくれた時でも
一回も来なかったのである。
これには、残念という気持ちもあるが
それ以上に疑問があった。
国の責任者が、その国の文化の窓口となるものを一回も見たことがないのだ。
これって、忙しいとか嫌いとかの問題ではなく、
ちゃんとした一つの仕事なのではないかと思うのですが、、、。
文武両道と言いますが、文化、道徳を無しには語れないものだと思うのです。
企業にだって社会貢献の枠が必ずあると聞きました。
まあ、芸術は見えないし、直接社会貢献したと分かりづらいのですが
間接的に大きな意味を持っています。
また、バレエや芸術関係のものは、政治時的にも大変に大きな役割を果たすことができます。
さて、今度のツィディーノフ首長。
なんと1回目から参加してくれたのです。
4年間待っていた僕としては、涙が出るくらい大感激!
しかも、モスクワからも室谷参事官が遠いところいらしていただき
最高のイベントにしていただいたのでした。
室谷参事官は、前日の夜モスクワを発ち、6時間のフライトで時差5時間プラスし翌日朝8時ウラン・ウデ着。
その後、一日中激務をこなし、
夜のイベントに参加いただき
素晴らしいお言葉をいただき、舞踏会でワルツも踊っていただき、
次の早朝の飛行機でモスクワに発たれて行かれました。
皆様のご協力で素晴らしい会となりました。
僕は、心から感謝をしております。