満席で真ん中の席。
右隣りの人はちょっと大きな男の人。
左隣りの人はもうちょっと大きな男の人。
両側から僕の肘掛けを乗り越え大木のようなウデが僕をスクラップにかける。
サンドウィッチのハムの気持ちがよく分かる気がする。お隣さん方は決して悪気ではないしリラックスしている訳でもない。恐る恐るチラッと見てみたらお腹が肘掛けの上まで来ていた。
右隣りの人は、なんとなく軍人さんみたいだ。
両方とも申し訳なさそうに座っていて、はさまれている僕もつられ、3人で5時間20分申し訳ない気持ちの旅を楽しんだ。
飛行機が高度を下げ始め、
機長のアナウンスが入る。
「ウラン・ウデは、マイナス12度。本日のフライトが快適であったと願っています。またのご利用をお待ちしております。ごきげんよう。」
雲なのか霧なのか、、
大地を覆う雪と共に、澄んだ空気が白く眼に映る。
美しいな。
どうも、ここでは流れる時間が違うみたい。
気持ちが落ち着く。
ここの人たちがのんびりしているのは
やはり、この環境の中で生活しているからなのかな。
さて、ウラン・ウデをしばらく留守にしていたから
やらなければいけない事がたまっている。
また気持ちを引き締めていこう!