8月10日、11日、12日は、
渋谷のチャコットで講習会をさせていただいた。
募集したのは、10歳~16歳の子供たち。
年齢差があるのと
小さい子にどこまで教えるか?
ちょっと不安。
ところがどっこい。
集まったのは、けっこう上手い子供たち。
あえて欠点をいうなら
立ちかただけは、気になったな。
こりゃ、教えるのが楽しい。
男の子が来てくれたのも嬉しい。
親友の娘さんも来てくれた。
なかなか才能がある。
大切なのは踊り心があるって事。
そして、カワイイって事。
10日の夜はプロフェッショナルを撮ってくれた人達と会った。
モスクワで1ヶ月以上僕の撮影をしていてくれた3人。
まず、感謝をしている事は、無名の僕に興味を持ってくれたこと。
感謝とともに疑問もあり。
なんでかな?
世の中有名な人達がいっぱいいるのに。
僕の場合、珍しいっていうのはあると思いますけど。
だいたいロシアにいる人、変な人多いと思います。
ね。
次に感謝している事は、
すっごく優しくしてくれた事。
慣れない国で分からない事だらけ、
その上、僕にとても気をつかってくれていて大変だったと思う。
ボリショイって入るだけで緊張する所ですし、
僕の予定はどんどん変わるし、
周りに振り回され、
自分が分からなくなっちゃう環境だったと思うんです。
それなのに、
それなのに、
や、
さ、
し、
い。
あの番組は作ってくれた方々の、優しい気持ちの表れですね。
池田さん、
日昔さん、
小川さん、
ありがとう。
また一緒に飲みましょう!!
11日、講習会が終わったら、
そのまま家に帰る。
(普通ですね。)
普通じゃないのは、僕の家はバレエスクールだということ。
そして、この日は生徒が待っていた。
岩田バレエスクールの有望な男の子。
名古屋で行われるコンクールへ向けての特訓だ。
くるみ割り人形の王子のバリエーション。
そしてこの子、飲み込みの早い事なんのって。
注意した事がいっぱいあるのに
全部こなす。
「そうそう、その調子。」
僕も調子に乗って、あれやこれや言っていると
彼が疲れを見せ始めた。
「そうだな、まだ若いんだからしょうがないな。」
なんて思いながら時計を見ると
なんと2時間以上経っていた。
個人レッスンで2時間なんて僕でも死んじゃうワ。
ワワワのワ。
「君は偉い!」
(後に彼はコンクールで2位になったそうです。おめでとう!)
12日、最終日。
チャコットでの講習会は無事に終わり、僕は満足。
関係者の皆さんありがとうございました。
とても楽しかったです。
また機会がありましたら、
どうぞよろしくお願いします。
ほっと一息。
その後ジャパンアーツに行く。
実はこの夏から、
僕はジャパンアーツに所属をする事にしました。
昨年のボリショイの日本公演の時、大変お世話になって
その時にもいろいろお話をしていただき決めたのです。
日本での活動が今まで全然無かったのですが、
やっぱり、僕は日本でも踊りたいと思ったのです。
今回も新国立劇場での公演、チャコットの講習会、朝日カルチャーでの講演、
その他の取材などなどはジャパンアーツのお蔭です。
そして、来年のグルジアのバレエ団との公演も。
本当に嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。
寺沢さん、頼りにしてますぜ。
(頭良すぎ、しかも美人!)
おっと、もうこんな時間だ。
長々とすみませんでした。
では、又明日お会いくださいませ。
次回へ続く。