日本に行くたびに思うのですが、
日本人の気の利かせようは、何か特別な感じがします。
とにかく気が付くのが早い!
日本人の”良くできる人”の中には、
「早く気が付き、すばやく行動する」が入っているように思えます。
刀で切りかかられる前に殺気を感じ、身を避けるごとくです。
僕なんてもうダメです。
スッパリと真っ二つに切られてから気が付きます。
ロシア人なんて切られた事にすら気が付かないでしょう。
先日、日本で父親のバレエスクールの発表会に出た時の事です。
この時はロシア人も出演していたのですが、
特に面白かったのは舞台が終わった後の事です。
僕らは大体舞台の後はほっと安心してお互いに冗談を言いながら
のんびり着替えるのですが、
この時の日本の生徒たちの機敏さ!
皆で一致団結。
素晴らしいチームワークでの、人の先を読むごとくの片付け。
その速さといったらボルトもびっくり。
ロシア組みは百万光年彼方に置き去りにされてしまった感じでした。
人の気付かない事を素早く行う。
そして、その人が気付かなかった事を違う人が敏速に行う。
ついには僕まで懸命に何かやっている。
という様に皆で一生懸命に気を使いあって行動しているので
気を抜く暇が無いほどの忙しさです。
さて、それに対してのロシアの忙しさです。
日本と正反対の、のんびりしたロシアなのになぜなのか?
それは大半の人達がいい加減な仕事をするお蔭で
その埋めあわせをしなければならない為です。
中には、きちんと仕事をしてくれる人がいるのですが。
ちゃんとやらない人が多すぎる。
しかも、全然責任を取らない。
必ずと言ってもいいほど人のせいにする。
あ~~あ、、、。
そんなロシアなんですが、僕は大好きなんです。