今回別荘にお呼びしたのは、
僕にとってのモスクワでの父と母を含めた大切な方々。
父と母とは勝手に僕が思わせてもらっているだけなのですが、
ここ何年間か大変にお世話になり
まるで両親が居るかのように、
僕はとても安心感を持たせていただいていました。
しかし、この方達もモスクワでの勤務を終え、
明日、日本にお帰りになってしまいます。
ほんと、寂しいです。
サウナの後、お隣さんがくれたサモワールでお茶を飲む事に。
サモワールとはロシアの昔の湯沸かし器。
真ん中が筒状になっていてそこで木を燃やし、
外側に溜めた水を沸かす仕組み。
本当は、松ぼっくりを一緒に燃やすともっと美味しいらしい。
不思議な事に、なぜか電気で沸かした湯とは違うのです。
柔らかい丸みのある湯。
だから紅茶がとっても美味しく出来るのです。
お客様たちにも気に入ってもらえたみたい。
僕にとっての特別な休日は、とてもとても優しくて穏やかでそして楽しかった。
岩田守弘