2024年3月10日
大阪の法村・友井バレエ団にて記念すべき
一般社団法人ジャパン・バレエの
第一回検定試験5級の審査が開催されました。
今回この検定試験を開催する事ができたのは、
僕の幼い頃からの大親友である法村圭緒先生の多大なるご協力のおかげでした。
今回の合格者は、5名。
検定試験事前講習会を1か月前に行い、それぞれの受験者が、渡された検定試験で行われる映像を見ながら勉強し、そして検定試験までその練習をして、審査に臨むのです。
今回の受験者の方々は、もともとかなり長いバレエ経験を積んだ人たちだったので初級である5級は比較的簡単にできたようでしたが、
もう一度、基礎を練習し直す事は、大変に意義のあった事と思います。
なぜなら、ここに与えられた課題を行う事で、1つ1つの動き、また体の使い方を、もう一度頭で理解しなおし、そして丁寧にやる事が要求されるからなのです。
まさに、ここにバレエの道徳への入り口があるのです。
本当の事を言うと、今回審査をし、受験者の方々の演技をを見ながら僕は感動していたのでした。
そこには、やはり伝統の美しさ、そして受験者の皆さんの成長、そして、そして、彼女達を指導してくれた先生の熱意がこもっていたからなのです。
この検定試験は、長く続けていきます。
挑戦したい方は、誰でも受けられる。
そして必ず人それぞれの成長が感じられるそんな検定試験だからなのです。
この検定試験は、日本のバレエ界の発展の為、
僕が、30年以上に渡りロシアで学んだ事を日本のバレエを学ぶ方の為にまとめたものです。
皆んなが受ける1時間半の時間には、僕の人生の30年間の経験と知識とそして情熱がこもっているのです。
そして、その1時間半の時間は、皆んなのこれまで努力を重ねた結果なのでした。
合格者の皆んな、おめでとうございます。
でも、これはまだ始まったばかりなのです。
今回の試験に出た課題は、今後バレエを踊る上で一生役に立つものです。次回は、4級になりますが、今回の注意点を忘れずに頑張ってほしいと思います。
それまでに、今回合格した5級の技巧を更に磨きをかけるよう練習しておいて下さい。
また、バレエを練習する事と並行して、いろいろな事も勉強して下さい。
勉強とは、学校で習う事だけではなく、いろいろな経験をし、沢山の知識をつけ、
そして、考え、また、感じるということです。
良い絵画を見たり、素晴らしい音楽を聴いたり、文学を読んだりする事も大切にして下さい。
2024年3月10日。
一般社団法人ジャパン・バレエにとって、
そして僕にとっても、記念すべき日となりました。
これからも、沢山の方々に是非検定試験に挑戦してもらいたいと願っています。