チッポリーノ
アラム・ハチャトゥリヤン作曲
ゲンリフ・マイヨーロフ振付
チッポリーノは、皆で団結して悪をやっつける!という現在ボリショイ唯一の子供向けバレエです。
バレエのテーマ、音楽、振付、演出、舞台装置、衣装、どれをとっても、素晴らしい傑作バレエだと僕は思う。
子供向けバレエとはいえ、踊りの技術はとても高度で、大人が見ても楽しめます。

今日の舞台で、すごく嬉しかった事の一つは、カーテンコールの時に見えた、お客さんの顔でした。
遠くから手を振ってくれる人達、近くまで駆け寄って来てくれる人達、いつまでも帰らないで僕らに拍手をしてくれる人達。
その中でも特に印象的だったのは、子供と来ていた親たちが、まるで子供のような笑顔で、僕らを見て喜んでいた事でした。
うれしいな~!

さて、僕自身の踊りは上出来!技術は中出来。
まーあえて、言い訳をさせてもらえば、本番が朝11時から始まった事でした。
普段は、朝10時からレッスンがあり、その後技術や振りお芝居などを自分でおさらいし、本番1時間前位から化粧をして衣装を着ます。
この時間が、全然無かった・・・。
全部大急ぎで、本番スタートでした!
c0151783_20204535.jpg
今日は、袖からも関係者が大勢見ていました。
お客さん、ダンサー、関係者が一つになったのでした。まっ、とっても楽しかったな!

岩田 守弘
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# by ibashika201107 | 2008-03-09 20:24 | バレエ日記 | Comments(2)

3月8日婦人デー
3月8日は、ロシアにとって、とても大切な日で、女性の日なのです。
女性を尊敬し、愛し、感謝する日。
そして、プレゼントをする日なのです。

前日の3月7日のお店は、異様な活気があり、 男性はもちろん、女性も身近な人や、 お世話になった方にプレゼントを探しまくる。
お店はぼろ儲けです。
ひどいのはお花屋さんです。
普通、何かの祭日にはセールがあって、値引きするじゃないですか!
ところが、ロシアのお花屋さんは値上げをするのです。
何パーセントとかいう生易しい物では無く、1本、100ルーブルのバラを、250ルーブルくらいで売るのです。
それでも人々は買います。
お花は人の気持ちを良く伝えるのですね。

さて、僕の家は4人家族で、男は僕だけです。
それに、お手伝いさんも女性です。
という事で、3月7日は僕にとっても、僕のお財布にとっても、とても忙しい日なのです。

岩田 守弘
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# by ibashika201107 | 2008-03-08 20:00 | モスクワ生活 | Comments(0)

振付
先日、振り付けを3曲発表しました。
グリシコという、ロシア製バレエ用品の会社の新作商品の発表があり、そこで商品のテーマ(時計、猫、町)の踊りを振付けました。
目的はコスチュームを見せる為で、バレエとは言いがたいけど、 楽しかったです。
ボリショイのバレリーナ二人が頑張ってくれて、お客さんも喜んでいた様子。
でも、ちょっとセクシー!
他には、モデルさんのような人達が出ていましたが、やっぱり、バレリーナは動きが綺麗だと思いました。
舞台は幅4メートル、奥行き9メートルのナイトクラブでの発表でした。
こういうのは、初めてなので、面白い経験でした。
一つの事が終わり、ほっとしましたが、他の振付の期限が迫っていて、今はパニック状態です。
一つは、コンクールに出るボリショイの若手ダンサーの為の振付です。
彼は真面目なテクニシャンで、去年バレエ学校を卒業した、僕の恩師ボンダレンコ先生の教え子です。
さすがに、ボンダレンコ先生に教わっていただけに、体の使い方が良い!
これでどんどん踊りを覚えていったらいいな~。
将来有望です。
それから、9日からイオシカルーオラに行って一曲振付けをします。
これは、曲はあるのにまだ他には何も考えていない・・・。
まずいです。
そして、4月18日までに ナデジタ・グラチョーワに振付をする予定です。
これも、全然何にも考えていないので、とても不安。
でも、楽しみ。
でも、不安。
でも、でも、とっても楽しみ。
ということで、まだまだ続きますが、あまり書くと、とても不安になるので、ここでストップ!
とりあえず、明日はチッポリーノです!
今日は、早く寝ます。

岩田 守弘
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# by ibashika201107 | 2008-03-07 22:00 | 振付日記 | Comments(2)

モスクワ国際観光博
岩田守弘が初めて、バレエと日本舞踊のコラボレーションで、
モスクワ国際観光博の「JAPAN DAY」のイベントに出演します。
ぜひお越しください。

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モスクワ国際観光博 ( INTOURMARKET 2008 ) 

日 時  3月16日(日)14:00~15:30

場 所  クロクス・エキスポ(ロシア)

主 催  ロシア政府観光局
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岩田守弘オフィシャルファンブログ事務局
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# by ibashika201107 | 2008-03-05 00:30 | 出演予定 | Comments(0)

さあ、どうなるボリショイ劇場
3月3日、ボリショイ・バレエの新芸術監督が発表されました。

ユーリー・ブルラーカ 39歳
国立ロシアバレエ団の芸術監督であった彼が、任命されました。
最近、ボリショイで“海賊”の振り付けに携わりました。
とても真面目で、僕は彼の事を信頼しています。
ボリショイという大組織の中で、彼がどうするのか?
これからとっても大変だろうなと思います。

がんばれ、ユーリー!

岩田 守弘
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# by ibashika201107 | 2008-03-04 00:00 | バレエ日記 | Comments(1)

新作の振り付け
先日、ハッジャ-ナスレディンを振付けた、エドワルド・スミルノフから 「アイデアがあるから、新しい振付をしたい。」と誘ってもらいました。
僕は、振付にとても興味があるし、何より、踊れるのが嬉しくて、すぐにOKです!
彼の振付は、いつも思考を第一に考えます!
とにかく振付を始める前に、とことん説明します。

今回の小品は悲劇です。
中間のある場面では、動かずに感情をいかに変えるかということで、話し合いました。
彼は「読んだと思うけど、この場は、まるで、ドストエフスキーのあの作品、あの人のあの時の感情なんだよ。分かるね!?」と聞かれ、僕は「・・・読んでません。」と言う。
「むむむ・・・。」と彼。
(パートナーの子はちゃんと読んでいた。)
そして、「そうか、良いんだ。じゃ、チェーホフのあの作品だったら、分かりやすいね。あんな感じだよ。」と慰める様に言う。
しかし、「あの~、すみません。読んでいません。」と僕は言う。
「!?!?!?・・・。う~~~~む。」と困っている。
(パートナーの子は、これもちゃんと読んでいた。)
彼はしょうがないから、細かく説明してくれました。
音楽を聴きながら、彼の説明に聞き入り、「凄いな・・・。」僕の目には、涙が溜まっていた。
色々な振付家がいるけれど、心を揺さぶる作品を作る人は、少ない。
表現は違うけど、僕もこういうのが作りたいな。

やっぱり本を読まないとだめだな。
皆さん、いっぱい本を読みましょう!

岩田 守弘
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# by ibashika201107 | 2008-03-03 00:00 | 振付日記 | Comments(1)

3月2日(雪)
最近、日本もモスクワも暖かくなってきて、春を感じる様になりましたね。
c0151783_17544017.jpg今年のモスクワの冬は暖かくて、寒さは厳しくありませんでしたが、やはり、春の訪れはとても嬉しいです。

昼間に、マイナスになる日は殆んど無くなり、歩道の雪は溶け、大きな水溜りがそこらじゅうに出来ています。
(ロシアの排水施設はあまり良くないのです。道端の排水口は無いのに、車道の真ん中にはマンホールがよくあるのはなぜだ?)

娘と水溜りを避けて歩いての会話です。
「ベネチアみたいだね。」
「車はゴンドラだね。」
日差しも風も春のよう、とっても気持ちがいいです。

何か良い事が起きそうな予感で、起きてカーテンを開くと、そこには雪景色が広がっていました。
人生、山あり谷あり・・・。
どんなに寒い冬が続いても、必ず春が来る!

とりあえず皆さん、風邪をひかないようにしてください。

岩田 守弘
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# by ibashika201107 | 2008-03-02 00:00 | モスクワ生活 | Comments(1)

200年計画!
最近嬉しい事に、バレエについて話し合える人が、僕の周りにたくさんいます。
同じ時期に、全く違う場所で、「芸術とは何か?今のバレエは正しいか?日本のバレエは、どうすべきか?」について、話し合いました。
面白いのは、「200年先を見る!」という、同じ意見でした。
芸術は、とにかく時間が掛かるし、掛けなければ出来ません。
やり方は、色々あるだろうけれど、悪いのは、早く結果を出そうとする事です。
父の意見は、「ロシアには、300年の歴史があるんだ。日本は100年も無い。今から頑張ったら、200年後には、芸術のシステムが出来るかもしれない。」
その言葉に僕らは、「ははは、じゃあ僕達は、もう死んでるね。」と笑った。
すると父は真剣に 「自分が生きているうちに、評価を貰おうとするから、皆、自分の損得を勘定する。死んだ後を、目標にしなきゃだめだよ。」と言った。
また、モスクワに住む日本人の方々の中に、 国における芸術の重要性を、特に感じていて、「必要性のない無駄なものの価値」を評価してくれました。
ロシアで、日本の企業活動に携わっている方々、多くの方が、芸術を理解してくださっているのを、嬉しく思います。
「200年先を見る!」
やっぱりすぐには出来ませんね。

岩田 守弘
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# by ibashika201107 | 2008-02-26 21:00 | バレエ日記 | Comments(3)

トレチャコフ美術館にて
両親が、モスクワ滞在最終日に、「どこか連れていって。」と言うので、ま~ちょっと有名すぎるけど、サンクトぺテルブルグだったら、エルミタージュ美術館、モスクワだったら、トレチャコフ美術館、ということで、お昼ぐらいから美術館へ行きました。

僕自身、随分前に行ったので、あまり覚えていなかった。
「美術館で美しいものを見て、芸術性を高めよう!」なんて笑いながら入ったのだけれど、入った途端に、その素晴らしさにびっくり!
まず、この美術館は暖かい。
温度が暖かいのではなく、雰囲気が、すごく優しくて暖かいのです。
一つ一つの絵が生きている様に見える。
まるで、生きていると言うのではなくて、本当に生きていると感じます。
でも全然、圧迫感が無いのに、すごい迫力で迫ってきます。
いくつかの絵の前で、立ち止まって両親と随分、話をした。
それぞれの絵には、それぞれの歴史があると。
絵の印象を全部書けないけど、一つだけ、特に書いておきたい事のある絵がありました。
とても有名だろうから、知っている人も多いと思う。
その絵は、壁一面に描かれた大きな絵で、遠くから見えた時、思わず
「うわっ。」っと声が出たほど。
絵の前には、椅子が置いてあり、人が座ってずーーっと眺めている。
僕らも椅子に座りずーーっと眺める。
「すごいね。」
「うん。」
「どうやって、書いたんだろうね。」
「うん。」
こんな会話が、続く。
大分眺めた後、興味があったので、絵の近くに行き、説明を読んだ。
この絵は、なんと20年かけて書かれたものだった。
でも、作者は42歳で亡くなった。
42歳の内の20年。
しかも、書き上げた次の年に、死んだ。
「すごいね。」
「・・・・・。」
随分長い時間、沢山の絵を、自由に見させてもらった。
「書く人は、もちろん凄いけれど、集めた人も、とんでもなく凄いな。」と父が言った。
トレチャコフは、世間の目も気にせず、時代の流れも無く、良いものを正しく評価し、それを、実行出来た人だったのですね。
全部見れなかったけれど、僕も両親も、とても良い気分でした。
この美術館の日本語のガイドブックを、母が「是非欲しい。」と言うので、 買って家でゆっくり、読みました。c0151783_22452986.jpg
そこに、書かれた美術館の方針には、「謙虚に。」
と書かれていました。
また、心を打たれた僕らがいました。

岩田 守弘
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# by ibashika201107 | 2008-02-25 00:00 | モスクワ生活 | Comments(2)

3月の出演予定
8日 「チッポリーノ」 チッポリーノ役 (ボリショイ劇場新館)

19日・20日 「ファラオの娘」 猿役 (クレムリン大会宮殿)

26日・27日 「白鳥の湖」 道化役 (アラブのアブーダビにて海外公演)


応援よろしくお願いします。
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# by ibashika201107 | 2008-02-24 00:00 | 出演予定 | Comments(3)


岩田守弘のオフィシャルブログです。
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プロフィール
1970年10月6日生まれ。
天秤座☆
血液型O型
神奈川県横浜市出身。
妻、娘二人の4人家族+猫
趣味は合気道。


■おことわり■
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