ゴレイゾフスキーのビデオ、ラブロフスキーの言葉
振付の勉強がてら、ボリショイのビデオ室にあった、ふる~いビデオを見ました。
それは、20世紀のソビエトの代表的な振付家、”ゴレイゾフスキー”を特集してテレビで放映したビデオでした。

僕はプチパ、ザハーロフ、ラブロフスキー、モイセーエフやグリゴロービッチ(そのうち勉強してこの振付家達の事も書きたいです。)が大好きです。
ゴレイゾフスキーも好きな振付家の中の一人です。
もちろん、彼の振付けた作品も勉強になりましたが、解説者がバレエに対して、「舞踊というのは人類の創造した宝物です。」という言葉に感動しました。
ソビエト時代は、テレビで真面目に言っていましたが、今ではこのような事を言う人は、あまりいませんね。

昔、僕はある人に「バレエを踊っていますが、残念ながらこの頃バレエというのは、必要無いものではないか?衣食住は生活する上で必要だけど、バレエは無くても良い気がします。」と話しました。
するとその人は「バレエは人間が生活していく上で必ず必要です。人間は、脳の何割かを言語で考え、残りの何割りかは、言葉で表現できない物で考えています。バレエなどの芸術は、まさに残りの何割かに強く影響を与えるのです。人間が人間らしく生きていくのにとても必要な存在です!」と答えてくれました。
バレエは体操やスポーツではありません。
スーパースターをもてはやすエンターテイメントやファッションのモデルでもないはずです。(もちろんそれぞれの分野で究極な物は、芸術の域に達しますが。)

ロシアは今、経済が成長して、皆、綺麗な服を着たり、良い車に乗ったり、生活がどんどん派手になっています。
それに対して「舞踊というのは人類の創造した宝物です。」と言う言葉は聞かれなくなりました。
どっちが良いのか、何が良いのか、分からない時代になりました。

c0151783_18483353.jpgここで、 僕がとても尊敬する、大好きなミハイル・ラブロフスキー先生の言葉を紹介します。
「この頃のバレエは非の打ち所が無いんだな。スタイルも良いし、テクニックも完璧だし、ポジションも正確だしね。でも何か違うんだな・・・・・。悪いバレエを見るより嫌な事はないね。でもね、良いバレエを見るより素晴らしい事はこの世にないよ!!」

岩田 守弘
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# by ibashika201107 | 2008-01-29 00:00 | バレエ日記 | Comments(1)

ラジオ出演
c0151783_19525922.jpg今回はロシアのラジオ、”ガヴァリットモスクワFM92”に妻オリガと行ってきました。

テーマは、国際結婚について!

初めての出会いから今までの事、子供の教育などを話しました。
振り返ってみると、互いに助け合って二人で生きてきたのを強く感じました。
ソビエト時代に結婚したので、今のロシアより手続きなどかなり面倒な事が、沢山ありました。
ロシア語が、あまり話せなかったので彼女の協力無しでは、出来ませんでした。

ロシアでの生活当初は、僕が日本人なので言葉の壁があったのですが、妻も含めて分かろうとしてくれる人は、僕の言葉が上手くなくても分かってくれました。
分かろうとしてくれない人は、いくら上手く喋っても分かってくれませんね。
要するに気があっているかいないかでしょうか。

言葉の事、習慣の違い、育児、両親との関係、仕事、勉強など、何事も夫婦で助け合えば
出来るのだ!!
と思えた良い時間でした。

岩田 守弘
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# by ibashika201107 | 2008-01-28 19:58 | モスクワ生活 | Comments(1)

2月の出演予定

2日 「白鳥の湖」 道化役 (ボリショイ劇場新館)

10日 「バヤデルカ」 黄金の像役 (ボリショイ劇場新館)

11日 「ハッジャナスレディン」 ハッジャン役 (モスクワバレエ団主催 青年劇場)

15日 「ダイアナとアクティオン」 パドゥドゥ & 創作一本 
     (マリエル共和国 イオシカル・オラ オペラ劇場 バレエフェスティバル)

16日 「チッポリーノ」 牢屋番の役 (ボリショイ劇場新館)


応援よろしくお願いします。
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# by ibashika201107 | 2008-01-26 00:00 | 出演予定 | Comments(0)

暖房器具破裂
c0151783_355182.jpg朝、寝ているとどこからともなく水の音・・・。
シューーーーー
妻は家に居ないし、上の娘はバレエ学校、下の娘は風邪で寝ているはず。
お隣さんの使っている水の音にしては近すぎる。
変だと思って、寝ぼけたまま原因を探そうと起きると、ベットの隣にある暖房から水が漏れていた。
たいへんだーーーっ!!!
風邪の娘に助けを求め、急いで桶を取りに行く。

ロシアでは、町中の建物を地域ごとで暖めるシステムになっていて、(外は寒いけど家に入ると暖かいので日本の冬の方が寒さが厳しいと言う人も居る。)暖房器具が壊れたからと言って、それだけを止める事は出来ず、その器具の縦ライン(家は12階建てなので1階から12階まで)を止めなければなりません。
専門の人に電話をすると、早く来てくれて、すぐに元栓を締め、とりあえず水漏れストップ。
新しい器具(強力なイタリア製)を買って、古い(貧弱なイタリア製)のと交換。
実はこれで3つ目・・・。
台所のあと一つ古いのが壊れるまでは、しばらく安心。
台所がんばれーーーーー!!!。

岩田 守弘
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# by ibashika201107 | 2008-01-25 00:00 | モスクワ生活 | Comments(0)

合気柔術セミナーで思ったこと
僕は趣味で合気道をやっていますが、今回は合気柔術というセミナーに行ってきました。
感じた事が二つあり、その事について書きます。

一つ目は、いったいどうやってこんな事を考えたのだ!と思った事です。
バレエとは全然違うジャンルですが、なぜか僕は古いものに心を惹かれる事が多いような気がします。
それらを創造した人々は、大変な時代に生まれ、色々な苦難を生き抜いて来たのかな~?
何事でも窮地に追い込まれると、とんでもない発想が生まれる事がありますね。
そして苦労すればするほど、人は成長する。
そんな事を考えながら、練習させてもらいました。

二つ目は、僕はロシアに居るので、先生も生徒も皆ロシア人です。
皆とってもとっても日本が好きで、すごく尊敬しています。
合気道は武道なので、当然”強い”というのが土台だと思われているようですが、人を尊敬し、大切にし、そして黙々と自分を磨くと言うところに、皆惹かれている様な感じがします。
ロシア人達が、一生懸命に先生の教えを聞き、自分を磨き、どんどん優しくなってくれるのは嬉しい事です。

合気柔術セミナーについては、また今度報告しますね。乞うご期待!

岩田 守弘
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# by ibashika201107 | 2008-01-20 00:00 | モスクワ生活 | Comments(2)

振付の年かな?
今のところ、舞台はしばらく無いのですが、やらなければならない振付が7本。
その内1つは2幕物のバレエです。
大きなバレエを振付するのは初めてで、この話があったのは1年前。
実は執り掛かるまで、すごく時間がかかってしまうのです。
今も悪戦苦闘中・・・。
でも面白いですね、出来始めると次から次に出来てきて、まるでパズルをやっている様です。
新作のバレエですが、僕としてはクラシックバレエを創りたいです。
どこまで出来るか?どうぞ皆さん応援してくださいね。
ところでモスクワバレエで去年初演した「ハッジャナスレディン」を2月11日に踊ります。
皆さんどうぞ見にいらして下さい。

岩田 守弘
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# by ibashika201107 | 2008-01-19 00:00 | 振付日記 | Comments(1)

パリ公演
c0151783_21332995.jpg1月9日から14日まで、ボリショイの海外公演でパリに行ってきました。
出発日、モスクワはマイナス15℃以下でしたが、パリは10℃。
やっぱりパリってすごく素敵です。
町並みでまず圧倒されますね。

ところが今回はめちゃくちゃ忙しくて、大変でした・・・。
様子はこんな感じ↓

9日 夜パリ到着
10日 朝食→レッスン→リハーサル→昼食→ちょっと休憩→夜、関係者を入れて行う舞台稽古
11日 朝食→レッスン→リハーサル→昼食→ちょっと休憩→夜公演
12日 朝食→レッスン→昼公演→昼食→夜公演
13日 朝食→レッスン→昼食→ちょっと休憩→夜公演
(大急ぎでシャンゼリゼ通りを散歩、クレイジーホースをボリショイのダンサー約20名で観劇。)
14日 パリ出発

実は、風邪や捻挫でダウンする人が続出する嵐の様な6日間でした・・・。
そんな中、パリはちょうどセール中!!買い物の大嫌いな僕ですが、時間のある時は頑張ってショッピングしました。

公演自体はずいぶん前から切符が完売していた様で連日満員☆
ボリショイが最近行ったイタリアでも、そうでしたが人気はすごいですね。
芸術に興味を持ち、それに足を運ぶ国民性のある国は素晴らしいと思います。
日本もそういう国になって欲しいな~。
でも僕はやっぱり日本が好きですけどね。

岩田 守弘
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# by ibashika201107 | 2008-01-15 00:00 | バレエ日記 | Comments(1)

今年の初公演
今年は年末年始恒例の、くるみ割り人形での中国人形の踊りでスタートです。
ボリショイに入って13シーズン目、僕もダンサーとしてはベテランです。

c0151783_584881.jpg初めてこの役をもらった時は、最後まで体力が続かなかったのを思い出しますが、今では余裕も出てきました。
技術にだけ気をとらわれず、僕なりの役作りも考えています。
今でも、強く自分に言い聞かせているバレエ学校のファルマニヤンツ先生の言葉です。
「この様な役、例えばバヤデルカの黄金の像やくるみ割り人形の人形は、命の無い物だと思われがちだけど、それではだめ!!目が大切!!」
そして、自分で僕に見せたその目は、まさに生きた人形の目でした。
この先生は、キャラクターダンスの第一人者と言っても良い先生で、ドンキホーテのジプシーを初演した中の一人です。
その指導を見る機会があったとき、僕はなるほどとも、すごいなーとも思い感動しました。
昔のすばらしい先生方は、皆共通した教え方をしていました。
それは形よりも内容を教える事です。

これから少しずつ、僕の尊敬する方々の事についても書いていきますね。
とりあえず2008年好スタートです。

偉大な芸術家方に敬礼!!!

岩田 守弘
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# by ibashika201107 | 2008-01-08 00:00 | バレエ日記 | Comments(0)

バレエ経歴
1970年10月6日生まれ
9歳から岩田バレエスクールにてバレエを始める。父岩田高一に師事。

1981年 東京新聞主催全国舞踊コンクール入賞。

1987年 (社)日本バレエ協会主催第6回全日本バレエコンクールジュニア部1位。
       文部大臣賞、東京都知事賞、東京新聞社賞、IBM賞受賞。

1988年 ソビエトバレエインスティテュート入学。

1989年 ローザンヌ国際バレエコンクールファイナリスト。

1990年 ロシア国立モスクワアカデミー舞踊学校(ボリショイバレエ学校)留学。
       アレクサンドル、ボンダレンコ師事。
       バレエ学校公演(ボリショイ劇場)出演。

1991年 USA国際バレエコンクール(ジャクソン市)ジュニア部銅賞。
       日本バレエ協会夏期定期公演にて最優秀賞受賞。
       国立ロシアバレエ団入団、くるみ割り人形、ワルプルギスの夜などの主役を踊る。

1992年 全ロシアバレエコンクール”アラベスク-92”(ペルミ市)グランプリ(大賞)及び
       ミハイル、バリシニコフ賞受賞。
       国立劇場芸術大学(ギティス、現在ラチー)入学。

1993年 第7回モスクワ国際バレエコンクール1位金賞受賞。

1995年 ロシア国立ボリショイ劇場研修生。

1996年 同劇場ソリスト。

1997年 村松賞受賞。

1998年 ダンスマガジン新人賞受賞。

1999年 ペルミ市、チェリャービンスク市にてリサイタル主催。

2000年 国立劇場芸術大学、教師科卒業、エヴゲーニ、ヴァルーキン師事。
       グルジアにてバレエフェスティバル”バランシン-チャブキアーニ”に参加、
       グランプリ(大賞)及び振付賞受賞。
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# by ibashika201107 | 2008-01-06 00:00 | バレエ経歴

ご挨拶
1990年からモスクワに活動の基盤を移し、初めはアレクサンドル・ボンダレンコ氏に師事、 その後、ロシアバレエ団に在籍、結婚。ヴラジーミル・ヴァシーリエフ氏より高い評価を得、ボリショイバレエ団に入団し、13年目を迎えます。

初めは戸惑いや葛藤がありましたが、ボリショイの先輩達の高度な技術、才能のみならず、彼らの持つ人間性に深く感動し、徐々にバレエの本質が見えてきました。

なぜ僕はボリショイが好きなのか?なぜボリショイは素晴らしいのか?
そこには必ず理由があるのです。
それを皆様にお伝えしていきたいと思っています。

また、ロシアの生活についてもお伝えしていきたいと思っています。

岩田 守弘
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# by ibashika201107 | 2008-01-05 00:05 | お知らせ | Comments(5)


岩田守弘のオフィシャルブログです。
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プロフィール
1970年10月6日生まれ。
天秤座☆
血液型O型
神奈川県横浜市出身。
妻、娘二人の4人家族+猫
趣味は合気道。


■おことわり■
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