イオシカル・オラはロシアのマリエル共和国の首都。
モスクワから汽車で14時間。
ここは、ボリショイ時代の友達コンスタンチン・イワノフが劇場のディレクターをしている。
彼は、僕より3歳年下なのだけれど、いつもお手本にさせてもらいたい程の人物。
(ちなみに僕らはバレエ学校時代お互いにボンダレンコ先生に教わっていた)
ボリショイでプリンシパルでありながら、その地位を自ら去り
地元のイオシカル・オラに帰ってきて町の文化に貢献している。
ここは、もともとそれほどバレエが盛んではなかったのだけれど
彼のお陰でみるみるバレエ都市となっていった。
もともとあったドラマ劇場で13年間がんばり続け
今年には、なんとこのイオシカル・オラにオペラ劇場を建ててしまった。
劇場は、大きくはないがとてもセンスの良い素敵な劇場。
劇場内設備はどれも最新の物。
もちろん彼の実力も凄いのだけれど、
彼をサポートしている政府の人達も凄いと思う。
とにかくマリエル共和国は文化のとても高い国なのだ。
さて、今回は
この町で毎年恒例のガリーナ・ウラノワ記念バレエフェスティバル。
ウラノワはバレリーナの象徴とされる名バレリーナ。
そこで踊らせてもらえる事は、僕にとってとても光栄な事なのでした。
ちなみに、新しいオペラ劇場が出来るという事もあって、
この劇場でのバレエの公演はこれが最後。
僕も、何回かここで踊らせてもらったので寂しい気持ちも少し。
さすがに気持ちがこもったな〜。
作品は、前回ペルミでも踊らせて頂いたヴィソッツキーの音楽の作品。
自分の踊りに満足しちゃいけないのかもしれないのだけれど、
ちゃんと踊れたから満足。
今年の7月28日にある薄井先生のお祝いのコンサートでも踊ろうかと思っています。
でも、歌がロシア語だから日本のお客様に分かってもらえるか不安なんですけど、、。
写真は、前の2枚が古い劇場。
後の2枚は新劇場。