ウラン・ウデにとうとう雪が降ってきた。
朝起きて、台所に行き
窓のカーテンを開けると
目の前に白いものが落ちていくのが見える。
「あっ!
ウォー ウォー!」
雪だ!雪だ!
最近寒いと思っていたが、
いよいよ冬が来たか、、。
寝室に行き、妻を起こす。
「おっはよ!カーテンを開けてみて。
さあ、何て言うかな〜〜???」
妻は、まだ寝ぼけ気味。
「むにゅむにゅ、、、、。
なに? そんなに良い天気?
太陽が眩しいの?
ん?曇ってるね、、。
むにゅむにゅ。
、、、、、、!
!
!!!っ
あ〜〜〜!!!
雪だあうぁうぁ!!!」
今日、ウラン・ウデには一日中雪が降っていた。
夏の終わりが
名残惜しいと同時に、、
一瞬のうちに終わった秋を
実感する事も無く、、
これから来る美しい冬を楽しみに感じている。
最近、基礎体力をつけなければと思い、
トレーニングを開始。
すると、かなり体調が良いぞ。
また、先日新たな体の使い方を
最近お世話になっている、
日本の整体の先生に教わった。
37年間バレエをやっているが
初めて気にした筋肉の使い方だ。
それは、実に理にかなっている。
目から鱗がとれるような思いだ。
とても簡単な事かもしれないが、
要は、
怪我をしやすい人の筋肉の使い方(収縮させて使う)と、
しにくい人の使い方(伸ばして使う)
の違い。
バランスよく使うのが理想なんだろうけど
脳のシグナルによって大きな差が出るらしい。
そういえば、今思い出すと
僕が若い時は、
無意識に伸ばすように使っていたのだと思う。
と言うのは、僕は背が低い事に対して
大変にコンプレックスを持っていて
いつも背伸びをしながら生きていたように思う。
まあ、その時期は、若かった事もあるだろうが
メチャクチャ動いていたにもかかわらず
怪我がとても少なかった。
そのお陰で、僕のダンサー生命が
かなり長いと言う事も言える。
そして、ある時から自分の背の低さに対し
コンプレックスが無くなってきた時期があった。
”これが自分だ””これが僕の個性だ”と思ったのがこの時期。
その後、そんなに背伸びする事もないやと思い、
姿勢にこだわらなくなった。
それからしばらくして(それでも10年ぐらいは大丈夫だったが)
自分の意思とは関係なく怪我をする事が出てきた。
これに対して、年のせいだと思っていたが、
もしかして、筋肉の使い方に関係があるのではと今は思っている。
さあ、これから人体実験開始だ。
ということで、これからは
キングコブラのごとく、
天におつむを 付けるくらい伸ばそうと思っている。
僕があまりにピンと背を伸ばしていても
そういう事なのであしからず。