先日はペテルブルグでミハイロフスキー劇場にてレッスンを受けさせて頂いてまず思ったのは、ダンサーのスタイルの良さだった。
皆んな若くて背が高くて美しい。
美人がいっぱいで目移りしちゃう。
こりゃ〜やっぱり、ロシアならではの芸術なのだと納得させられた。
で、今度は、モスクワ。
ボリショイ。
これは、僕個人の勝手な感想です。
まず、規模が大きい。
とにかく全ての規模が凄い。
ダンサーに関しては、
背が高いのもいっぱいいるが
あまり高くないのもいっぱいいる。
そんな中、言えるのは、
皆んな体が絞りまくられていること。
その体は、厳しさとプライドに纏われ、
必要ないものは一切削り落とされた結果残った状態って感じ。
欠かさず行う毎日のレッスンは、
自分に課せられた課題とは考えていない。
貪欲に、更に上を上を目指している人間の必要不可欠なもの。生きるために必要な水や空気みたいな存在。
そんなダンサーだけど、
皆んな優しくて礼儀正しい。
バレエに対する愛情が凄い。
だから役を得られなかった時の悲しみはとってもとっても大きいのであろう。
こんな環境で稽古させてもらって、僕も久しぶりにダンサーとしての厳しさを思い出した気がした。
皆んな美しいし、かっこいい。
美人なんて掃いて捨てる程いる。
ふふふ、褒めまくっちゃったね。
てもね、僕が求めているのは
そんなんじゃないからね。
その先にあるもの。
それが芸術なのだ!