実はNHK「プロフェッショナル」の放送のご連絡を
メールで頂いていたのですが、
読んだのが放送1時間前だったので報告できませんでした。
ごめんなさい。
今回は子育てがテーマで、僕と僕の両親も取り上げていただいたようです。
ロシアではJSTV [Japan Satellite TV(Europe) Limited]で見られるようです。
プロフェッショナル 仕事の流儀
「プロに学べ!脳活用法スペシャル これが“育て”の極意だ!」
<JSTV http://www.jstv.co.uk/>
4月7日(火) 21:15~ (ロシア時間で何時か分からないので上記のサイトでご確認下さい。)
僕の両親は放送前に「上手に喋れなかったから、恥ずかしい。」なんて言っていましたが、
放送後、電話で嬉しそうな声で
「良かった。」と言っていたので、ほっと一安心です。
きっと編集がとても素晴らしかったのでしょう。
さすがNHKですね。
NHKの方々どうもありがとうございました。
僕はまだ見てないので楽しみにしています。
話は変わりますが今日は”インドの文化の日”でボリショイでコンサートがありました。
昼はそのリハーサルがあったので見学。
インドから大勢アーチストが来て、歌や踊りを上演します。
特に民族舞踊に興味があったので、これは本物のインドの踊りを見られる
又と無いチャンス。
手の動き、足のステップ、顔の動き、表情、音のとり方、群舞の人の動かし方など
どれも僕には目新しく、食い入るように見とれていましたが、
ある瞬間あれっと気付く事が。
それは、「人間って凄いんだ」という事。
何が凄いと思ったか。
それは言葉を喋る事と似ているけれど、
体を使って感情や意味を表現するという事。
走る速さ、跳ぶ高さはやっぱり動物にはかなわないけれど、
人間のように踊る事は動物には出来ません。
インドの踊りの技術の事は良く分かりませんが
(技術も凄いからこんなに感銘を受けたのかもしれません)、
それよりも感情やニュアンスをこんなにも伝えられるの人間って素晴らしいと思ったのです。
本当はこの表現こそが目的で技術や容姿は手段なのかもしれません。
民族舞踊の巨匠モイセーエフはこう言いました。
「クラシックや民族舞踊は決して流行なものではない。
それらは、全ての踊りのアイデア(考え方)の根本になるものだ。」
僕は以前、誰かが言っていた
「クラシックはいつの時代でも流行。」と言う言葉が気に入っていたのですが、
モイセーエフの言葉で考え方が変わりました。
民族舞踊の方達がこう言っているのだから、
同様に全ての踊りの根本になるクラシックバレエも
もっともっと心を大切にしなければならないと思います。
足が短くたって、顔が大きくたって、背が小さくたって良いのです。
心が大切なのです。
芸術に携われるのは人間だけなのだから。
岩田守弘